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施工事例
新築

伝統的な工法に精通した熟練の大工が豪雪地に建てたツリーハウスホテル【飯山市】

豪雪地 飯山市大川の小さな森の中にひっそりと佇む、ツリーハウス。

 

大津工務店の熟練の大工集団によって建てられました。

1枚のスケッチから始まった、大工たちの挑戦。

4人の熟練の大工により、7ヶ月がかりで、夢を現実のものへと完成させました。

 

「~リトリート&ホテル~ ツリーハウス小森 ~Retreat&Hotel~ Tree House Komori」

完成までの一部始終をまとめました。

幾度となく困難にぶち当たりながらも格闘する大工たちの記録、ぜひご覧ください。

 

■創造から現実へ「挑戦の始まり」

夢であったツリーハウスを現実の世界で創建する。

それは、1枚のスケッチから始まりました。

 

図面や寸法などなく、あるのは夢を描いたスケッチと豊富な経験を持つ大工の腕。

建設地は斜面40度の山の中、経験がものをいう仕事でした。

現場で山の状況を見ながら、大工同士話をして、寸法を決め、建てていきます。

木材調達も森の中に生える木。

その時その時の作業に合う木を探して、40度もある急斜面を行ったり来たり、選んでは加工して…

大工集団といえど、それはそれは、言葉を絶する過酷な現場でした。

 

■創造から現実へ「基礎~フロア」

【骨組み】

骨組みは、昔ながらの伝統工法を用いて、釘などの金物を使わず、「木組み」だけで建てています。

 

一方の丸太にホゾ穴を掘り、もう一方の丸太にホゾを作り、お互いをはめ合わせます。

今回、梁のホゾを合わせやすいように基礎にのる下端のホゾは丸ホゾにしました。

さらに、抜けないように穴を掘り、大栓を打ち込んで固定し、強度のある力強い骨組みにしました。

 

しかしながら、少しでもズレていると入らないため、「刻み」は加工の精度が求められます。

この「刻み」ができるようになるには、道具の使い方、木の特性、木の水分量による動きの違いなど、さまざまな知識を身につけ、経験を積む必要があるため、習得には長い期間を要します。

そのため、現在はプレカット加工が主流で、手刻みによる加工は手間もかかるためほとんど行われません。

ですが、すべて手刻み加工された構造材を用いる「木組み」は、機械加工された木材とは異なり、粘り強さがあります。

地震大国である日本に適しており、非常に高い耐久性・耐震性を持ちます。

今回のツリーハウスは、急斜面かつ高さのある木の上、そして豪雪地に建てるため、強度を考え、伝統工法を用いました。

 

【生木使用】

土台となる丸太は、森と共に息をする生木を、ツリーハウスの建物には乾燥したKD材を使用しています。

この森に生えている木を切り落とし、土台にしました。

生木は乾燥すると狂いが生じるため、一般住宅の場合は含水率が定められており、乾燥していない生木を使用することはできません。

しかし、乾燥しすぎると木は死んでしまいます。生きた生木はノミ切れが良く、木の粘りもあるため、乾燥した木よりも強度が出ます。

 

【ツリーハウスを支える欅】

森を守る主のように生えていた立派な欅の木。

この欅に、ツリーハウスの床板を支える役割を担ってもらいました。

 

木はいじめると枯れてしまいます。そのため、建物にあたってしまう枝は切り落としましたが、なるべく木をいじめないように配慮しました。

 

【斜面への建設】

平面ではない斜面に建てるのはとても大変です。

土台となる丸太も法面(斜面)に建っているため、傾斜に合わせ一本一本長さを検討しました。

 

基礎となるコンクリート、1杯15kg程あるバケツを斜面を何往復も運ぶのはかなりきつかったです。

 

■創造から現実へ「上棟」

ツリーハウスの建つ大川地区は、飯山市の中でも多い時は身長を超える4~5mの高さの雪が降り積もる豪雪地です。

 

雪の重みで建物が壊れてしまうことを避けなければなりません。

雪に埋もれない高さを考慮し、なんと、最高地点で高さ12m以上!

本当に森の木の上に建つツリーハウスなのです。

 

螺旋階段で3m弱、眺望が最高な大自然を見渡せるサウナで6mの高さがあります。

 

すべて、雪の重みに耐えられるように、丸太の太さと建てる時の強度に一番気を遣いました。

 

■見どころ!宙に浮く螺旋階段

【階段の加工~組み上げ】

普通の階段とは違い、難しい螺旋階段。

それも、山から切り落とした木を柱にとなると、難しさは段違い!

鉄骨組の階段に段板(踏み板)を置いていくなら容易でも、切り落とした木そのままとなると、上に行くほど細くなります。

階段の柱に螺旋状に組んでいくための穴を開けるにも、細くなるほど掘るのは難しい。

そして、木の状態を見ながら現場でR加工していった段板。その段板を掘った穴に差し込んでいきます。

加工にも大変な手間がかかり、螺旋階段を組むだけでも丸2日かかりました。

 

【手すりと柵】

手すりは、木の曲がり具合を見て作っています。

切り落としたままの木のため、曲がっていて、太さも一定ではありません。

 

その中から、外に膨らみを持って曲がっている木を探してカットし、木の柵を付けていきました。

 

【宙に浮く階段】

この螺旋階段の一番の見どころは、“宙に浮いている”ところです!!

 

斜面のため、地中に固定するのが難しく、床下の梁に階段の段板をボルトで吊る形にしました。

そのため、宙に浮いた状態なのです。

しかし、しっかりと固定してあるため、階段を上る際に吊り橋を渡るような揺れはなく、安心して上ることができます。

周りの景色に溶け込むように、全ねじボルトは黒に塗っています。

 

■~リトリート&ホテル~ ツリーハウス小森

まさにプロの技術と経験がなければ建てることができなかった、ツリーハウスホテル。

 

2024年4月20日オープン予定です!

 

オープンに向けて現在、準備を進めています。

冬場は雪の状況により見学は不可となりますが、ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

~リトリート&ホテル~ ツリーハウス小森 

~Retreat&Hotel~ Tree House Komori

小さな森の中にひっそり佇む、極上のプライベート空間。

マイナスイオンあふれる中で、自分と向き合い、ココロとカラダを整えよう。

大自然の中、日常から離れ、癒しのひとときをーー。

 

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