熟練大工の技術から生まれた、栗型サウナ(マロンドーム)という新しいカタチ
■住まいづくりの延長線上にある、大津工務店のサウナづくり
大津工務店のサウナづくりは、これまで手がけてきた住まいづくりの延長線上にあります。
木材の仕入れから加工、組み立てまでを自社の熟練大工が一貫して担い、室内・屋外を問わず、素材の特性や地域の気候、設置環境といった条件を見極めながら、一棟一棟形にしてきました。
■サウナブームの中で、あらためて「カタチ」を考える
サウナブームの広がりとともに、バレルサウナは今や特別な存在ではなくなり、各地で当たり前のように造られるようになりました。
大津工務店でもこれまで、ボックス型、スクエア型、バレル型、トライアングル型など、室内・屋外を問わず、さまざまなオーダーメイドサウナを手がけてきました。
そうした積み重ねの中で、次第に意識するようになったのが、
「サウナそのものをつくること」だけでなく、「その先にどんな広がりが生まれるのか」という視点です。
地域性と、熟練大工の技術を活かした新しい提案ができないか。
そう考える中で生まれたのが、この栗型サウナ(マロンドーム)です。
円筒形のバレルとは異なり、上部がやや尖った、栗の実を思わせる独特の形をしています。
サイズ感は一般的なバレルサウナとほぼ同程度ですが、形状が変わることで、内部空間の印象は大きく変わります。
上部が絞られる分、開放感の感じ方には好みが分かれる部分もありますが、その分、包み込まれるような落ち着きのある空間が生まれています。
■地域性を活かしたサウナ、発展のカタチ
栗型というモチーフには、明確な背景があります。
大津工務店のある中野市の隣町・小布施町は、「栗の町」として広く知られています。
その土地ならではの特産物を形に落とし込むことで、サウナを単なる設備としてではなく、地域の記憶に残る存在として成立させることもできます。
今回の栗型サウナ(マロンドーム)は、完成形ではなく、これからの広がりを見据えた一つの提案です。
栗だけでなく、りんごや桃など、長野を代表する果物をモチーフにした展開も考えられます。
りんご型や桃型といった形は、装飾としてではなく、親しみやすく、自然と記憶に残る建築のカタチになります。
場所や風景に寄り添いながら、人が集い、思い思いに過ごせる小さな拠点としての広がりが期待できます。
■サウナから小屋へ ― 使い方を広げるという考え方
大津工務店ではこれまで、バレルサウナを発展させた形として、バレルハウス(小屋)の提案も行ってきました。
「熱を入れるサウナ」という枠を外し、休憩や滞在のための木の小屋として捉え直すことで、導入のハードルは下がり、使い道は一気に広がります。
栗型サウナ(マロンドーム)も同様に、“サウナかどうか”に縛られない発想で考えることで、設置場所や用途の可能性が大きく広がります。
休憩小屋や簡易的な滞在空間として使うことも想定でき、観光地や公共空間など、さまざまな場面での活用が考えられます。
用途を限定せず、地域性や設置環境に合わせて柔軟に考えられる点も、この試作の大きな目的です。
こうした発想を形にできるのは、木材の仕入れから加工、組み立てまでを一貫して行い、住まいづくりで培った技術を持つ熟練の大工がいるからこそです。
曲線や複雑な構造にも対応できる確かな技術が、新しいカタチへの挑戦を可能にしています。
今回の栗型サウナ(マロンドーム)は、完成形ではなく、これからの可能性を探るための試作です。
サウナづくりの経験と、大工としての家づくりの積み重ねから生まれたこのカタチが、次の発想や、新たな導入のきっかけとなれば幸いです。
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